05.06(月)
・信頼と安心の違いか。安心を盲信せず、信頼に踏み出してみたいものだ。
・英語においてわからないところは、流れを止めてでも聞き直そう。せめて、オンライン英会話はそういう気まずさも練習になるのだから、必ず止めよう。そして例文を言ってもらうこと。
・「希望を持たないほうが楽だというのは、何かを放棄してると思うんです(愛と欲望の雑談)」諦めによるニヒリズムが好かないのは、希望を持たないことにすがっているように思えるからだろう。
・ラ・コルーニャの街は、清潔なのもあるが、建物の形や色、地形の配置がおもしろいからなんか良く感じるんだよな。
05.07(火)
・何かを作るのに理由なんてなかったりするが、その衝動に気付きつつ、飾りではない探るような言葉を出す人が魅力的であると思う。
・若松英輔さんのVoicy『若松英輔の「読むと書く」ラジオ』が始まったので聴いてみる。Voicyは使いにくすぎて、普段聴かないけど、若松さんのラジオならば、続けて聴いてみようかな。初回分もおもしろかった。
・”その語り口を聞いて友達になりたいか”って、人と関わる上で大切にしたいことだ。どんなにそれらしく語れる知識のある人でも、語り口に魅力がなければ嫌だしさ。
・自身の行為を受けて、他者がどう応答するかを委ねることは、他者という自身の範疇を超える人々を信じようとする行為である。
・小麦を抑える生活をしてきたつもりだけど、麦でできたビール飲んでんじゃん。詰めが甘い。
・深いスクワットをした方が筋トレ的に良いと、野田クリスタルが言っていたから信じて毎日やってみよう。
・日向坂46のストリートファイター6の配信を見て、対戦ゲームやりたくなった。丹生ケンは強すぎたけど、ぱるもひらほも上手かったし、こさかなもよくやっていたし、キャプテンは反射神経がすごかった。ゲームは上達のためにひたすらやるのとか楽しいだろうな。でもゲームってずっとやっちゃうんだよなぁ。適度にゲームをやれるようでありたい。創作ばっかりが、人生ではないしな。
・ベター・コール・ソウルを最終話まで観終わった。前半は兄弟喧嘩、後半は夫婦喧嘩の話だったような。ブレイキング・バッドの結末的に、破滅に向かっていくことを知りながら話が進むのが新鮮だった。バッドエンドは嫌いだが、ベター・コール・ソウルも、ブレイキング・バッドも、登場人物はほとんど死んでしまうのに、不思議とストレートにバッドエンドとは思えなかった。罪悪感というか、どこかで彼らは死ぬことに納得感を抱いていたような気がした。濃厚な世界観だった。
05.08(水)
・今いる家のテラスは、午前中は直射日光ではあるが、テラスで朝食食べるの最高すぎる。
・ここ最近、毎回種類の異なるフィルムを試して決まってきたのは、常用したいカラーフィルムはKodak系であること。「Portra 400」が最もお気に入りだ。光の描写が良すぎる上に、適正露出の幅が広くて融通が効く万能さ。対して、「Portra 160」は多少は柔らかめで良いが、適正露出の幅が狭く、難しく感じた。「Ektar 100」は評判よりも好みな描写だったが、コントラストが強くなりがちなので、ここぞというときに使いたい。枚数が必要だったり、とりあえず安く欲しかったりするときは、「Gold 200」か「Color Plus 200」を選んでおく。ほぼ同じだが、やや「Gold 200」の方が良かったかな。残りの「Portra 800」は結局400で良いという結論がわかってしまっている感じがあるし、「Ultramax 400」は強めの青色が好みじゃなさそうだから渋っている。あと、海外だからこそFujifilmのフィルムもおもしろいかなと思ったが、やっぱりKodak系が良すぎてそっちに流れてしまうんだよな。Lomographyの派手さは、正直魅力的ではないので、だったら他のマイナーブランドの謎フィルムを試したくなる。モノクロはまだまだ未知なので、余地がある。
・もう夏って感じだ。半袖で暑すぎないのが、一番心地よい。
・誕生日がもうすぐだという人からチョコをもらった。逆じゃないのか。
・20時から洗車するって、この天候ならではだ。ほんとに日が落ちるのが遅い。
05.09(木)
・たまたまGoogleマップで見つけた美術館へ行ってみる。やっぱり宗教画より、モダンな絵の方が興味を持てるのはなぜなんだろうか。
・美術館のスタッフは、椅子に座って電話をしている。空港に誰かを迎えに行く話を大声でしていた。流石にプラドとかソフィアとか大きい美術館ではないけど、スペインではあるあるだ。
・海もそうだし、山肌を青く描かれたような、やはり青色の作品が好きになりやすい。
・白髪ヒゲのバスの運転手は、何かを食べながら運転している。果物かパンだろうか。何食べてたら1番おもしろいかなとか考える。
・「生きるとは、自分の物語をつくること(小川洋子・河合隼雄)」が、さくさく読めておもしろい。河合隼雄、そして村上春樹の対談本は大体おもしろいし、小川洋子さんの言葉を読むと、小説もエッセイも読んでみたくなった。
・流れに身を任せるからこそ、都合の良い偶然が待っていることもあるのかもしれないね。
・他者もそうだが、自分のことも自分の知っている範囲に収めてしまおうとしていないだろうか。
05.10(金)
・ポッドキャストの「マユリカのうなげろりん!!」がおもしろすぎて、ついに最新回(140回以上)まで全て聴いてしまった。先月ぐらいから聴き始めて、家での作業や移動中にずっと聴いてた。「オードリーのオールナイトニッポン」以来のハマり方だ。えげつない汚い下ネタばかりだけど、二人のトークだけで30分過ぎるのがほんとにおもしろすぎる。文句がおもしろい人の話って、ずっと聴けてしまう。
・とある人が出演していた海外のポッドキャスト、話している内容を知りたかったが、英語で全て理解するのは厳しそうなので、付随していた書き起こしを元に、内容を要約してほしいとchatGPTに伝えると、的確にまとめてくれた。これすごいな。そして怖い。時短のために要約するようになってくると、どんどん加速してしまいそう。使いどころというか、流用の仕方を編み出すのも楽しいが、バランスを取って使っていきたい。
・図書館の端っこの机で、ぽちぽちと作業をしていると、高校生らしき集団に囲まれてしまった。声は出していないが、動きがうるさい。他の机は空いていたのに、自分の運の悪さに思わずイラつく。まだ空いていたので、他の席に移る。一気に安心する。貧乏ゆすりなど動作が喧しい人、においが強い人、そういった人の近くに居てしまったとき、どうしても耐え難くなる。今回は移動できたが、移動したら席が埋まってしまうときなど、悩ましい。こういうとき、分が悪いなと思う。静けさを愛することは、どうしても潔癖的になりやすくなるので、何かとっかかりになる思考を思いつきたい。
・図書館で水筒とミネラルウォーターの1.5Lペットボトルを取り出し、詰め替えるようとする人。他者にイラつくこともあるが、こうして人を観察して、なんだかおもしろい瞬間を見つけるのは、世界に対する信頼と自己の救いになる。
・フィルムでのセルフポートレートだけを集めたInstagramのアカウント然り、フィルムの1枚目における光漏れだけを集めたアカウントもあった。おもしろいなぁ。
・夕暮れのビーチ沿いを歩いていると、水着の男女が縦に重なっていて、女性側はブラ紐を外していたっぽいので、マジでセックスし始めるんじゃないかと思った。めっちゃ人通り多かったのにすごい。写真を撮ろうかと思ったが、交通事故の場面を撮る野次馬のような自身の悪意が入る気がしてやめた。あれだけ視野が一辺に集中している状態だと、逆に幸せなのかもしれない。
05.11(土)
・久しぶりにカップ麺を食べようとして、「ケトルある?」と容器を指を指しながら聞くと、「お腹いっぱいだから大丈夫、ありがとう」と言われる。違う、そうじゃない。あなたにあげるんじゃなくて、これに熱湯を入れたかったんだ。英語、もとい言葉がすれ違っていく。
・マドリードで毎週日曜日に開かれる野外マーケットは、「El rastro」と言って、その歴史を調べると、「道」という意味だった。ここにも道があったのか。
・Galleta(クッキー)味のヨーグルト食べてみたら、ヨーグルトではあるんだけど、ほんとにクッキーの味だった。匂いがほんとにそう。
・息を吐くこと。そこに良さを感じるならば、その行為で何かのバランスを取ろうとしているのかもしれない。
05.12(日)
・青信号のように、緑を青と表現する言葉があるが、写真において、緑と青の色味をどのように調整するかで、その人のまなざしが現れるような気がしている。
・「小躍りした」という表現が嫌いだ。どうしても嘘くさく思えてしまう。なぜならどう思い浮かべても、想像できないほど、自分には存在しない行為だからだ。
・パプリカには薄い皮があって、その皮は焦げるぐらいまで焼くと剥けて、めっちゃ美味しいと聞いていたけど、実際にオーブンで焼いてみて皮を剥がしたら、ほんとに別物ってぐらい濃厚で美味しい味になっていて、これはハマってしまいそう。赤パプリカは甘味がすごい。
・ついに、ついに、中判フィルムカメラを買ってみた。届くのはまだ先だ。予定していたものより、少し良いグレードのカメラを選ぼうかと思ったが、どうせなら「Hasselblad」や「Rolleiflex」をいつか使ってみたいし、まずは遊んでみるために予定通りのカメラを買ってみる。どうなるか楽しみ。