2024.03.11-03.17|雑記帳

03.11(月)

・晴れていて、ちょうど良い暖かさ。こういう気温の散歩ほど、幸せなものはないな。

・お笑いの構造の面白みとして、”悪”がユーモラスになるところだよな。悪になればなるほど、そこを徹底的に指摘することがツッコミになり、善悪だけではない見方もしていけるようになるのかもしれない。

・ここの人たちは、英語を頑なに喋らないけど、親切ではあったりするんだよなぁ。

・超珍しく、明らかにソフトな運転のバスに乗った。こういう運転できる人もいるんだ。

・不安定であることは、未知なるおもしろさに出会おうとしていくことでもある。

03.12(火)

・やりとりが可能なコミュニティは、そもそもがフラットであることが条件なのかもしれない。強い上下関係があるところならば、やりとりにおけるオープンさは発揮されにくい。

・何を話すかより、誰と話すかだ。

・ポッドキャストや読書会は、課題本として掲げているものがあって、その内容というより、そうして置かれたものをフックに話していくことで、予想できないところに辿り着けるということ自体がおもしろいんだろうな。

・ある程度の枠組みがあるけど、中身はその場で変化していく、というバランスが、この読書会やポッドキャストの楽しさだと自分は感じているんだろう。たとえば、「今日はこれを話す」とガチガチに固めていたら、想定外のおもしろさに至りにくい。かといって、「自由に何でもどうぞ」となっていても、なんだかギアが上手く入らないというか、その集まりの合意形成が取りにくい。主観的に言えば、おもしろくない方の想定外になりやすい。だからこそ、ある程度の枠組みということに着目したい。

・話を真ん中に置く。置いておく。そうして共にあることで生まれてくるものが、未知に対するユーモアであるのだ。

03.13(水)

・マドリードのバスの車内には、降車ボタンが全然配置されてなくて、毎回バタバタしてたけど、目的地の停留所前の1つ前で既に席から立ち上がって、出口付近にあるボタンを押してスタンバイする、という流れがスムーズっぽい。こういうのも文化だなぁ。ボタン付けてくれ。

・“先生”呼びへの違和感は、共に生きる人に対して、先生って呼ばないって思うからだよな。

・なんで家って初期装備じゃないのか。

・建物はどうしても撮ってしまう。

03.14(木)

・家でも、外でも、腫れるような痛みだ。また不調のぶり返しで、いよいよ腹立たしい。なんで治らないのか。身体は何がしたいんだ。何を求めているんだ。嫌気が差す。

・ジョギング中の4人組とすれ違うと、そのうちの1人が段差でバランスを崩して頭から転んでた。仲間に駆け寄られ、見た目は怪我なさそうだった。正直、鮮やかな前転を見たと思った。

・写真展「Exposición “Jordi Socías. Al final de la escapada”」を覗き見する。無料で入れる市営のギャラリーとは最高だな。無数のポートレート群を見つめる。会場の「Sala Canal de Isabel II」は貯水槽を改装しているから、頂上に向かって螺旋状に階段を登って作品を見ていくスタイルだった。そういった場所も含めて良い体験であった。

・ポッドキャスト「岸政彦の20分休み」を聴いてみる。岸さんの著書は読んだことあったけど、こんなに軽快な話し方なんだ。雑談がおもしろい人だ。ラジオにおける雑談が上手い人ってなんだろう。何が上手いと感じさせるんだろうね。何でもない話を収集するのも楽しそうだな。

・喋り方の好き嫌いってあるよな。自分は聞ける人と聞けない人が、わりと分かれているっぽい。

03.15(金)

・痛みを聞いてくれる人に話すことで、少しは癒されるということがあるんだな。

・自分は哲学対話がしたいのだろうか。対話をして、気になる言葉をきっかけに派生していくおもしろさというものはある。だが、興味を惹かれる話題が前提として、事前にそれを掲げておくことで、また派生した話もできるという効果もあるのか。そうなると、哲学対話はありかもしれない。

03.16(土)

・比較という行為を丸ごと否定するのではなく、正しさへの信仰ではない場合は、比較することで立ち現れてくるものが認め、それらを観察してみることはしても良さそうだ。

・何もできないのは仕方ないよ。休もう。

・何でも自由にできるわけじゃないんだなぁ。身体も。住む場所も。やりたいことも。制限を知るということを知っていく段階なのかもしれない。

・久しぶりに「思い出のマーニー」を見直す。やっぱりジブリでは好きな作品だ。

03.17(日)

・サーフ剛田という夢に出てきた奴が、「名前を変えると存在も消える」と言っていた。

・急な爆音いびきなんやねん。

・露骨にビタミンCを摂取する。

・バルセロナ対アトレティコ・マドリード戦をライブ配信で観る。この状況で嬉しい快勝だ。セルジ・ロベルトはいつまでも居てほしい。わりと近場でこの試合が行われていると思うと感慨深い。アウェイ戦は興味あるが、喜べないのは嫌だよな。とにかく勝って良かった。