09.11(月)
・人の良さは一瞬で判断できるものではない。
・種を蒔くことのズボラさか。
・初めての場所はわからなくて当然だ。
・スペインで生まれたって、英語圏で生まれたって、どうあがいても掴めないものがあるんだろうな。
・スリを叫びながら追いかけている人を見た。
・パンイチで颯爽とコーヒーを買っていく兄ちゃん。
・わからなさに留まりながらも、簡単にわからないと言いたくない。だからこそ、フリーズするように悩んでしまう。
・待たせることはプレッシャーではなく、共犯的に呼吸を合わせることと言えるのではないだろうか。
・バルセロナのメトロの殺伐さは笑うよね。駅の構内で商売をするたくましさ。
・抽象的と具体的があるのではなく、抽象的なものから世界を描いてみることによって、目の前に帰ってくることができるのではないか。
・安易に比較しないことも大事だが、思いっきり”違国”として楽しむことも忘れないぞ。
・おそらく幸せが失う怖さがあるから、幸せという言葉に違和感を覚えたりするのか。それさえあればと思わなければ、そういう状態だと規定して生きるのは案外悪くないのではないか。
・困難はあるけど、強さを持って制することはやめようと思った。
09.12(火)
・混乱の先に機械性が生まれてくるのかもな。
・混乱して、思いがけずをしたいから、愛するのだと思う。
・マテリアルが身近にないとやろうと思わんよな。カメラが、フィルムがあったからやっていて。特殊な道具が必要なものは接点がないとやらないし、それでいいのだと思う。自分から求めていくのは違う。
・スーパーが開店してるだけで嬉しさを感じる。
・ちょこちょこスペイン語も覚えていこう。だって楽しいじゃない。
・どこに住んだって、どう生きるかだと知っているのは強さなのかな。
・泊まれるところ貸したり、話し相手になったり。それらをしてくれるだけで、どんなに嬉しいだろうか。そういう居場所を大変な思いをして受け取った歴史が自身にあるなら、どうしたら自分も作れるだろうか。
・開くの苦手かもな。気軽に混ざってほしいとは思えない。やはり、気が合う人だけでやりたくなってしまう。
・何にもすがらなくとも生けていける強さを持ってしまったのかもしれない。持たないことが悪いと責めてしまうような。
09.13(水)
・愛することの応答と脅迫。
・時差ボケというか、日中に電気がついている部屋にいるのが変な気分なのかも。
・もう地元には戻れない。だから、新しい故郷を見つけていくのだ。
・精神がきつくなったら、体を動かそう。
・体を動かすために何かしたいよな。木彫のように。家見つかったら何か探してみよう。
・怖さと愉快と共に生きていきたい。
・楽観というより、ユーモアでもいいけど、感情としては愉快と呼びたい。
・夜はあんまりふわふわしない気がする。
・旅だと言われたら、なんか違う。なんと言っていいかわからないことを決めつけずにいたい。
・対象との距離はあるかもしれない。写真は近すぎたところから離れた。文章は遠かったところから近付いた。
・土着しない、できないからこそ、様々なものと共に生きることができるのかもな。
・今までにない”はたらく”を探してるのだから、それは簡単に見つかるものではないよな。とはいえ、すぐそこに落ちているものでもある気はするけど。
09.14(木)
・どこにいてもどう生きるかだなぁ。
・緊急アラームのテストで超ビックリした。どの国のアラームも嫌な音だ。
・世界のどこだろうと、ガヤガヤしているところは好きじゃないかもしれない。
・子どもを生むことは、受け継がせることになるのか。子どもを生まないことは、痕跡を何も残せないことになるのか。
・怖いもんは怖いよな。だが、どのような怖さなのかは探りたい。
09.15(金)
・日常的な写真に人が全くいない。その寂しさのようなものは、むしろユニークな特徴かもしれない。改めて見てみると、その誰もいなさが際立つ。
・世界に対して、届かないものとして、全体的に見ているような。
・南アフリカもいつか行ってみたい。
・開く閉じるではないのか。開くときと仲良い人で集めるのを分けたりもできるのかも。
・スペインでの初めての雨だ。
・自分のペースで喋ってくれることは、どんなに嬉しいことか。
・まずは部屋を見つけることだけをしよう。何もできなくていい。進まなくたっていい。寝てご飯食べて探すだけでいい。
・思い通りにならないは、思いがけないことでもあるのか。
・片方だけ電池交換は、ほんとに希望だよな。うっかり先生として慕いたい。
09.16(土)
・ラリーガを夜に観戦できるの最高だな。
・海外で暮らすならば、英語をある程度身につけたい。目標作る方がいいのか。やっぱり対話したいもの。そのための補助として言語をある程度扱いたい。
・喋り出したけど言うことがないってことあるな。
・対話や孤独の土台があり、むしろ言語がクリアできたら、もう全然住んでいけそうだよな。
・自分と社会のあいだにある身体。
・詩的に、メタファーとして捉えることで、流れに入っていける感覚がある。
・気に入らないことは、メタファーを変えてみることで、読み取れるようになるかもしれない。
・言語の通じなさも戸惑っているだけなのかも。
・俺は俺の身体が教えてくれる怖さと共に生きてみることに決めた。
09.17(日)
・散歩大事だ。朝昼晩。ただ歩いたり、カメラ持ったり。
・座ってぼーっとするより、ぶらぶら歩き回って考え事する方が好きかも。
・個別化と共同化の学びか。どちらも含むにはどうしたらいいのだろう。
・経験というか、体の法則を知っておくような。
・合理性は普遍性ではないのか。
・快適な環境、それは必ずしも静かな場所でもない。そしてそれを発見して再現するのも合理性とも言えるな。合理性の新しい側面だ。