2023.07.24-07.30|雑記帳

07.24(月)

・暑すぎて、気分がちょっと落ち着かない。

・自然がありすぎると、畏敬というか、どうしていいかわかんないな。

・まあどうぜビザはギリギリになるだろう。そういうつもりで期待せず、着々と準備を進めればいい。期待通りにはいかないよ。

・初めて絵を見て心が動いた体験はデカい。岡本太郎の絵で立ち尽くした。原色ということに気付かないぐらい、モノクロというか、絵と対峙し、急速に形作られる何か。内面が変わってしまったような。

・読むことが好きなのならば、まさにあらゆることを本のように見ること。テキストとして、感覚を通り越してある意味で視覚的に見る。

07.25(火)

・満たされなさ。何かに憧れて何かをしたいと思ったら、まずは今自分が持っているものを見る。そこから発見できることは無数にあるはずだ。

・傷って興味深いよな。辛くもあるが、確かに自分の形であって。誰かを助ける可能性もある。自身の螺旋を知る手掛かりになる。探求のしがいがあると思う。

・距離があることで、差異を面白がれる。ただ、距離が近く、ある意味で「全然ちゃう!」と乱暴に言えてしまうのもまた楽で、信頼していることになるのでは。

・小さいけど両手で構えてカチンと音を聞いて撮りたい。そういうところまで含めてフィルムだ。

・暑すぎて、流石に辛いな。どうしましょう。

・何をもって人の好き嫌いがあるんだろう。わからなくなってきた。そこの倫理は何だ。判断してしまうのか。その奥を見て最終的にまた判断するのか。

07.26(水)

・盛り上がっているって何なんだろう。なぜ祭りみたいなものが嫌なのだろうか。強制感というか、あったりなかったり感。

・排除したい、怒って壊したいというのは、何か変換できるものなのか。どういう状態なのか知ってみたい。

・「東日本大震災・原子力災害伝承館」に行ってきた。やっぱり何も感じられない。自身の体温がない。過剰なストーリー性を付与するのは、自身ではないのか。たとえば、海まで続く、このまっさらな光景の異様さ。でもそれは被災がなくとも、海の近くとはそういうものなのかもしれない。新しいものと自然との対比なだけで。想像を働かせていいのだろうか。それを追体験しても、生まれてくるものは、着飾った言葉なのではないか。

・いい風が吹く。何の音もしない。日陰がない。

・ほんとに自身を見つめた先の反応って、淡々としていたりする。過剰な態度はどこかに反応ありきの欲望が隠れているような。

・真剣さ、真摯さがあることで、受け取られていく。

・ベースのような人間的な基礎というものは存在しないが、でも確かに纏うようなものは存在するようで。

・旋回、アップデート。だからといって、過去が良くないわけではないのか。

・変えられるものと変わらないものを知る。自身は変わり続けていくものだ。だが、どうしようもなく人を変えてしまいたいと思う。その方が、人間が旋回して育っていくと思うから。だけども、その変えられなさとそれでも旋回し続けることは、体力もいるが、確かに生きることへの原動となるのだ。

・わからなさを楽しむこと、そしてそれでもわからなさを探求することの共存。わからない、でも探求する。その間で旋回するエネルギーが、生きる活力、何かを作ることになるんじゃないか。

・文化人類学に触れると、人間こんなもんじゃないと力が湧いてくるような。まだまだ探求の余地がある。人を直接ケアするより、研究して、新しい観点を作る方が向いていて好きなんだと思う。

07.27(木)

・「わかるよ」と言ってもらっても、「本気でわかってますか?」と問いたくなるときがある。でもそれは本人が自分の言葉から連想したからで、文字通りに「わかる」ことではないのかもな。

・きっと苦悩してでもわからなさと探求の螺旋で旋回することは、きっとこれからの財産になるんだろうな。

・わからなさ。一時的に「うわそれだ!」となって、「でもやっぱり」と苦悩する流れ自体が楽しいのかもな。こんな言葉や捉え方が既にあって、また旋回して螺旋が作られていく。それ自体が作ることでもあり、おもしろさの根源なのだから、こんなに良い遊びはないぜ。

・すぐに判断しないことだな。まあこういう時もあると、評価をホールドしておくのは結構良いかもしれない。

・こうなんじゃないかという個人的感情というか、現象としてこういう部分があると考察するに留まる感じ。

・ある意味で人類学の研究として、対話して聞いている。だからこそ1枚挟んだ距離があって、自身と直結はしてないから、冷静におもしろく受け取れるのかも。

・対話を続けたおかげか、かなりどっしりと話を聞けるようになった。尊重しながらも迎合はしないし、待つこともできる。生まれたものを楽しめるような。

・生きることは永遠に未完成なんだけどな。

07.28(金)

・パートナーシップによって、孤独を解消できるものではないと思ってる。どう相手と関わるのかは常に調整していく。だけども、人を愛する土台が既にできていると、確かに自身を信じている。だからこそ、普通やしなければならないではなく、自分自身として、人を愛して、関係性を築いてみたいと思っている。すごく挑戦的だし、しんどいかもしれないけど、そこを耐えていく勇気は、オートマチックに持ち合わせている。

・既に世界は愛してくれている。それでもって、まだ求めることが果たしてできるのだろうか。もう自分から人を信頼し、愛する土台を築くことが先なのではないか。

・分断してしまいたい気持ちと、それを防ぎたい倫理。その葛藤こそが膨大なエネルギーとなるのではないか。

・素直さを差し出すような感覚。

・言葉は圧倒的に1人の時間から生まれる。

・人の選択を尊重すること。どうしようもなく、それを選んだことはその人の人生だ。

・新しく何かを作ることは、新しい自分になれるチャンスであるのか。

・人との間にあるもの、人類学。

・怒りは直接ぶつけて、その後に起こったことを見てみればいいという話。それは確かにあるな。一方でほんとにそうでいいのか。怒って社会は良くなるのか。

・こうしたらいいという結論ありきの言葉が、たくさんの螺旋を壊してきたのだと思う。そう思うとやっぱり防ぎたい。

・猫は液体だ。

07.29(土)

・エアコンがあるだけで、人生は幸せだと思えるほど、生活への期待値が下がっている。

・お金を使うことの循環。払ってもらうことで、より良いものが作れる。だからお金を払ってもらうことへの罪悪感が減るのではないか。

・上裸のおじさんモビルスーツと目が合う。

・凍ったタオルを支給される夏でよかった。

・ささやかな会話が好きだ。ゆるやかに少しだけ交差していくような。

・全部落とし前はつけさせる。その後の対応は研究対象。相手の問題だからね。言ってしまって良いのだよね。

・場の巡りを良くすることができる。明るくできる気がする。世界に愛されているのなら、問いの場でも、シワを寄せずに、楽しむ明るさを提供できたりすると思う。

・本人に納得感があるのなら、好きな場所で好きなことすることへの尊重は、どうしてできないものだろう。

07.30(日)

・おもしろい問いとして、怒りや暗さを払拭できる土台はできている。全く異なる意見として、問い始めることはいつだってできるんだ。

・わざわざ言うことの偉大さ、尊さもある。自分の物語を語っていくことか。物語性には批判的だが、語ることの重要性もまたあるのだろう。

・怒りと語り、対話。身に起こったことを語ることで、変わるきっかけが生まれる。

・人との関わりは長いものである。すぐに判断できないし、言ってしまった気まずさもあるのだが、それでも果てしなく長いものなのだ。

・短歌や俳句における情景と固有の体験、感情。

・満たされたいと願ってしまうのは、今あるものの独自性を見ないふりして、「普通」というラインの満たされにすり寄るものだ。望みは叶わなかったとしても、また既に叶っているような気付きは山ほどある。

・探究という布を1枚挟んだ対話の仕方をできているから、あとは相手の意見もあるけど、同時に自分で自分の意見への敬意を込めて、伝えてみるのもやってみていいかもな。

・普遍性と独自性のせめぎ合い。