2023.07.10-07.16|雑記帳

07.10(月)

・さらっと招いてくれる公共性って、ほんとに受け取ったなぁって感じ。

・貸し切りの廃墟に泊まる。

・わからないことは、畏敬でもあるのか。

・遊び、楽しみたいというのは、やっていきたいということなのかも。弁証法は大事だが、頭が破裂しそうになる。リリースして、開放して、また回収するというフェーズなんだと思う。

・愛はゼロから与えることができる。受け取れなかったとしても、わかりやすさはなくとも、愛を注ぐことはできるのだ。

・絶対に呪いを継がせないより、淡々と自身が変わってしまうかのような学びをやっていくこと。切実さは余裕のなさになる。

・バカ明るい友達がほしい。友達はほしがるもんなんだぜ。

・「持っているものは当然のこととして感謝もせず、ないものを欲しがります(一〇五歳、死ねないのも困るのよ)」ないものを認知することはあってもいいが、持っているものを認知してもいいのかもな。

・角砂糖を投げたい熱帯夜。

・人々の欲望は滞留し、孤独の手軽な発散へと向かった。

・淡々と情景だけを描写するのは、些細な嫌なことを諦めと共に生きることに塗り替えていくのかもしれない。

・俺にとっての紫の火花はなんだ。

07.11(火)

・名前のないものを「公共」と呼ぶこともできる。寄せなくていい。

・生かす、か。生かされているより、〜が生かす。与格性。

・人を生かすことができたなら。そのような公共物でありたいし、自分にとってもそうでありたい。

・調和されているように見える世界において、不調和のような自身の温度。後ろめたさ。

・孤独と自然物の流れは両立する。わかりあえないひとりの孤独でありながらも、どうしようもなく万物や受け取ったものの中では、ひとりになり得ない。

・だから感謝や既に持っているものへの認知が大事なんだろうな。

・満ち足りなさは払拭でも、補うものでもなく、孤独と流れへの気付きによって、どうしようもなく無限に湧くものなのかもしれない。

・生は行為として、満たすように生きなければならないという力強さは、生き始めることに至るのだと思う。

・実践や行動でもなく、生きるという行為という捉え方。

・行為に至り、そして故郷のようにまた戻ってくる場所として、開いていたい。そういった公共性としてみたい。

・やはり、遊びとして楽しみ、役割としてのはたらくが必要であるんだろうな。

・生きる責任を果たしたいと、ふと思った。捉え直しは重要だが、そこを避けるためにせっかくの楽しみを使うようではありたくない。

07.12(水)

・身体性はあるが、自分の身体にある他者性という視点もある。身体と共有できないという事態もあるのか。

・人に見せていくのは、流れのなかに入ることなのだろうか。だとしたら、対外的な言葉や態度は、案外悪くなくて、徐々に慣れていく選択肢も育てて良いのかもしれない。

・「あ」と最初に言ってしまうのは、その場との呼吸を合わせる作業なんだろうな。既に呼吸がわかる人(何度か話したことがある人)には、いきなり言葉が出るから。

・マウンティングではない批評をし合えるのは心地が良い。だからこそ、踏み込まない関係性との両立が大事なんだと思う。なんでもかんでも言うのが正しいと言うのは、おじさんのおごりだ。

・夢中になるっていいな。英語における「crazy」のような。

・関西弁が恋しい。

・カメラってやっぱ無駄にデカいよな。

・ともに考えるような文章であったらいい。

・「あなたはこうだよね」と明らかに好意的な言葉を掛けてくれることが、吐き気がするほど違う。それでもそうなってしまった形は既に存在していて、存在を無かったことにはならない。ただ、誤解、対話における嬉しい誤解ではなく、観察を抜いた誤解は失望でしかない。

・実践と概念は分けるものではなく、概念が体得されていないときに、実践の問題が発生する。言葉で理解できないものを言葉にしていく試みは、概念の体得なしでは成立しない。

07.13(木)

・なめらかな社会というのは、物質のように法則に直ちに則って人間を動くようにすることなのかも。だとしたら、不規則でエラーが起きるのは人間らしさなのか。それは払拭していいものでもあるような、ないような。

・最近聴くポッドキャストで、誰かが放送禁止用語を言ったとき、モザイクとして流れる銃のSEで、毎回びっくりする。

・バス会社の人がテンション高い。

・キーボードを奏でるようにタイピングすることはリズムであり、心地よいというのはある。

・人の襟首を掴んで物理的に中に引き込むような文章。そして、ビートとうねりか。

・折り合いはむずいな。でも不当な言葉というものはある。

・迷い猫を保護するような迎え方が、居場所において理想的であるような。

・車はやっぱり運転しない方が発見があって楽しいな。

・正しい欲は良いことなんじゃないかという捉え方。個々の美しさでもあるのか。

・社会というものは狭いのかもしれない。だとしたら社会性とは。ユーモアの可能性は忘れたくない。ユーモアはすごく重要だ。

・日差しは場所によって変わるのかもしれない。だとしたら、場所を観察することがおもしろくなるかも。

07.14(金)

・誰でも素晴らしい文章は書けるんだと思う。

・対話は誤解を加味して、そこから生まれたものを味わう行為であり、訓練でもあるのかもな。

・呼吸が合うものをコツコツを続けていくことだろうな。

・目でリズムを取るように読む。

・「幕が上がる」を観た。小説のような劇。ライブ感。演じることを超えたアドリブのところが、すごく良かった。ユーモア大事だ。なだぎ武はすごい。

・終点で降りると、得した気分。

・カレー来る前にブレーカー落ちる。

・思考の積み重ね。旋回。ある一部は積み重なっていても、他はまだという捉え方。

・うっかり。それは偶然性でもなく、ユーモアが含まれているような。

・体を通した文章か。体験の貴重さに限らず、同じ人物でも書けるとき、書けないときがあるんだろう。

・素直さを含んだ潔白さを過剰に求める傾向にある。呪いを受け継ぎたくないからこそ、素直さを探求していきたいという切実さがある。

・自分が見たくないもの、綺麗ではない形、そして愛することで生じる尊重という矛盾。これらはパートナーシップを築かないことの理由になるわけではない。矛盾を抱えながら、それでもよりよくしたいというのは愛の一つの形なのではないか。そこで思考が止まるわけではなく。

・もしかしたら、ずっと自分を許せていないのかも。潔白を誰しもに求めがちなのは、矛盾や見たくないものを抱える自分をそこに見い出してしまうから。それを他者を通して、自分を許すことができていない。

・許すことは思考の歩みを止めるわけでも、むやみに呪いを生むわけでもない。対処もできて、喜びだってある。もう許してあげてもいいんじゃないかな。

・許しながらも、矛盾に引き裂かれ、共存を望み、もがいて、生きていくのだ。

・優しく螺旋に突き落とされた感じ。うわぁ。

07.15(土)

・散歩しながら話すのはやっぱり楽しい。

・醸成という言葉。待つこと。

・「渋谷のJK」というパワー系の文字。

・いつだって中途半端であることは免れない。

・自分で罰を与えている。罰ではなく、積み重ねる。それは至らないのではなく、旋回する準備段階である。だから罰は必要ないんだ。

・土台がないのではなく、心がその対象に注ぐ力がまだ弱いだけだ。

・行こうと思えば、どこでも行けると思いたいから、移動をするのかもしれない。

・文学は遊びだもんな。昔は精神世界と文字で遊ぶしかなかったんだろう。今は色んなことがあるから必要じゃない人もいる。でも俺はそんな文学を必要としていて、遊びたいと思ってる。

・集団における「私たち最高」が嫌なのは、団結によってもたらされる恩恵の反面、必ずどこかで他の排除へと向かうから。好きだというのに留まるし、解散したり、変わってしまう可能性を常に内包していたい。

・母の肩をさする愛の形。

・声を掛け合う家族を見ると、いいなと思う。できないことだから。これから築けてもいいのにね。

・この俺だけの切実さ、恐れを抱いて、俺は必ず、螺旋を形作ってやる。それだけは譲らない。誰にも理解はされない孤独。その螺旋は俺だけの形であり、祈りがある。実際にどういうものになろうと俺は生ききってやる。

・寛容的じゃない。我慢してるのが正しい。それが、素直さを見ない人にはありがちなのか。だからそれが進んでいく怖さ。不健全。それを無理やり変えている感じ。

・生は螺旋である。上下の概念がなく旋回し、そして積み重なってく。これらは孤独の形であり、誰でも持ち得るもので、どのような形になるのかは、どのような生を生きたかによる。

・話したというか、随分と話し込んだ。という言い方。

07.16(日)

・うわぁ世の中には合う人が溢れてるんだろうなぁ。

・ほんとに内省が必要なときは、深く沈んで潜っていく感じだ。

・喜びは自力で生み出すものではない。他から与えられるようなものか。湧き出すような喜びには、自力で生み出す刺激的なものと違って、無限に後から生まれてくるものだ。うっかりと。

・漫談が好きかもしれない。

・キャッチボールして散歩できるのって、控えめに言っても幸せすぎる。

・赤ちゃんが人をじっと見るのは、人の中にある螺旋を見抜くからではないか。

・「世界が私を愛してくれているので(むごい仕方でまた時にやさしい仕方で)私はいつまでも孤りでいられる(愛について/愛のパンセ)」孤独の形が自分であることを形作るのは、世界が愛してくれているからである。

・電車内で転がったペットボトルを開け、勢いよく飛び出る炭酸飲料と三連休の中日の気だるさ。

・詩とかどうやって生まれるかわかんねぇな。

・愛だと思ってした行為に責任を持ちたい。自分を許したい。だけども、良かれと思っての暴力もある。悩ましい。

・「満たされない」という恐れは続くだろう。確かに不安だ。だけども、生はすぐにあるもので。