05.05(月)
・健やかにはたらくって何なんだろうね。
・身を投じた人がいて開かれていくものがある、と実感している。自分がそうでありたいし、同時にそうしてくれた誰かには敬意を持っていたい。
・職場にて、業務をほとんどこなせていない同僚のおばさんに対して、同じく同僚のじいさんが「あの人は使えないからさ」と言っていて、物凄い構図だと思った。こういう環境では、業務をある程度こなせないと、人間の存在自体が否定されてしまうんだろうし、そういう視点を持つと、自分に返ってくるということがあまり考慮されていない気がする。何もここだけの話ではなくて、あらゆる仕事の現場でも、こういったものはあり得る構図ではないだろうか。ただ、自分もその人と組んだときの、あまりも業務をこなせていない実情と、それをカバーし続けるために業務が増えていく状態が続くと、そう言い切ってしまいたい気持ちが、驚くほどわかってしまうのであった。延々とつまらなくどうでもいい話をしてきて、それを聞かされ続けると、なんだか加害されている気分になる。その上で、その人自体の特性を否定したくはないし、きっとこの世のどこかにその人の特性と合う仕事もあるはずだと思っている。だからすごく葛藤もあるし、誰かを批判したくなるとき、そこにある問いを捉え続けたいと思った。
05.06(火)
・自分は人付き合いにおいて、物事の捉え方の姿勢を重視している気がする。
・昼寝で3時間以上寝てしまった。流石に身体が睡眠を欲していたようだ。
・「You 君がすべて」シーズン5、ついに最終話を見終わった。終わってしまった。物語をまだ見ていたい。どういう結末になるのか、ハラハラしながら見ていた。思ったのは、今の時代には、ああいった結末が必要なんだろうということだった。最後に色々と詰め込んでいたのは、果たして救済であったのだろか。そのあとのケアはどうなったのか。どういう手段であれ、「どのように人を愛するか」を模索し続けたジョーを簡単に切り捨てて、視聴者は報復や正義という態度にカタルシスを感じている場合なのだろうか。倫理は変化していくものだとすると、誰かを異常者と決めつけるよりも、自身に問いを突きつけるようでありたい、そう思えたドラマであった。
05.07(水)
・社会には穴があり、それを埋めるのが仕事であるという話が腑に落ちて、まさに今そういうことをしている自覚がある。だが、やってみて思ったのは、これをずっとはできないだろうということだ。自分に合う穴を探したくなるに決まっている。この問いを抱えて、しばらくはたらいてみよう。
・手触りのある愛。いい言葉だ。
05.08(木)
・寝起きが絶望すぎる。シャキッと起きてみたい。
・新卒で会社員をやっていたときは、仕事とプライベートを完全に分けて考えていて、プライベートの時間を1mmも仕事に割きたくなかった。割かれてなるものだと、必死に思っていた。でも、今思えば、それは余白がなさすぎて、余計に苦しさを助長していたように思う。だけど、今こうして期間限定的に、職場ではたらくという体験をしてみると、空き時間に仕事の準備をしたり、睡眠を取ったりすることに、まあいいかと思える範囲が増えていた。これは発見であったし、そんなに悪くない気分だった。同時に、この環境下で発生する倫理は世界共通ではなく、はたらくことへの態度は自身で問い続けるものだという実感が出てきた。
05.09(金)
・「どうすればいいか?」と自身に問いかけることもまた、悪問かもしれない。
・最近はオンライン英会話のレッスン中に眠くなりすぎる。
・「元気?」と誰かに声を掛けるのは、自分と他者の身体は異なるという認知を改めてする行為なのかもしれない。
05.10(土)
・本当に疲れていると、眠りたくなるものだ。
・忙しさに悩殺されている人をいると、過度にその世界に入り込んでいて、その中での倫理しか見えなくなっているように思える。
・対話の通じなさというのが、人との関わりで最も不快感があることかもしれない。そう思いやすい自分がいるんだと気付けたことが結構な発見であった。
05.11(日)
・「オードリーのオールナイトニッポン」を聞いていると、単なる「ラジオ」ではなくて、美術や文学と同じ延長線上の「作品」として、自分は見ているんだと思った。それぐらい味わい深い。
・写真において「家」というモチーフはどうしても撮ってしまうし、これからも撮り続けたいと思えた。
・バルセロナ対レアル・マドリードのクラシコを観戦する。リーグ戦のバルサホーム。クラシコを見るため、爆速で仕事を終わらせた。この仕事を始めてから一番頑張ったと思う。バルサはいきなり失点でどうなるかと思ったが、すぐに調子を取り戻して、圧巻の試合運びだった。今期のクラシコは全勝。久しぶりにお酒を飲んで良い気分だが、仕事の疲れもあって酔った気がする。ただ、これでバルサの優勝はほぼ決まりだ。