12.16(月)
・完全に風邪を引いた。吐息が熱い。古着屋を巡りすぎて、何か風邪の菌をもらったのだと思う。あれだけ服の繊維が凝縮された空間で、菌が繁殖しないわけない。
・風邪の身体にポテトの質量を流し込む。
・こういうときに思うけど、休み方ってよくわからない。すぐに寝付けるわけではないし、ベッドで休んでいても、余計に体調悪くなるようで、過ごし方がわからない。
12.17(火)
・「やりたいことだけやる」のベースは保つとして、社会で”普通”と言われることであったり、周りからの意見であったり、それらをある程度は取り入れながら、柔軟にやっていくというのが、新たな道であるのかもしれない。「やりたくないことはやらない」には、あらゆることがやりたくないに変わっていく罠があったからさ。
・「家」という存在を広義的に捉えるには、何か別の横線がいる。それを元に展開した方が話が深まりそう。そのまま話そうとすると、言葉が出てこなくて手詰まりしている感覚があった。それこそ生活という枠組みで捉えてみたり、服をフックにしたりするのは出発点となりそうだ。服も生活だ。家だって生活だ。生活が関わるよなぁ。自分は家に対して安心感を求めているが、それを服によって逸脱させようとしているのかもしれない。
・言葉にするのが難しい状態であっても言葉にしようとすることは、まさにプロセスであるし、つくってる途中にはもどかしさはあるが、それこそ「つくる」ということだよなと思う。
12.18(水)
・風邪だと寝付きが良くなるのは良いことだ。だけど、起きたら喉が痛すぎる。薬を飲むと、その痛みは軽減されるのだけど、薬の力で自身がなんとか立っているような感覚になる。効果が切れてくると、自身の身体を構成するものが溶け出して、そこには何も残らないのではないかと思えてくる。
・英語における、穴埋めで話題を予測する感覚。でもこれって英語力の問題なんだろうか。講師と模擬で突拍子もない話題をいきなり喋ってもらうということをしたのだけど、たとえ日本語であっても、話の筋を掴みにくい上に、そもそも話のディテールを覚えるのは苦手な気がする。こういうことは、「context clues(文脈の手がかり)」と言うらしいが、英語力か、対話力か。まあはっきり分かれるものでもないのだろうし、そろそろこの穴埋めで英語を話す状態からは脱したいよね。
・ログイン時に現れるランダムな文字列が、「すまあん(すまん)」と「しりやま(物知りな山田)」だった。
12.19(木)
・芸人とかもたまに体調不良で休んだりしてるけど、それでも数日だよな。風邪であってもそんなすぐに回復するのか。実は風邪とかが一発で治るヤバい注射とかあるんじゃないか。
・「横たわる」という表現に惹きつけられる。横になることは、歩み進めることではない。だが、立つことではなく横になることは、図らずも見える視点が変わることでもある。
・昔からいいなぁと思うことがあっても、「よし、勉強してその道に進もう」とか思えなかったよな。昔からめんどくさがりで、空想で終わるところがあった。小さいところからスタートさせるのは、自分にとっての生活改善運動なんだろう。
12.20(金)
・「はちみつ入り緑茶」という、喉のためだけに存在する飲み物を買う。甘い緑茶がこちらでは売っていて、甘くない緑茶と間違えそうになるたびに、なんてものを開発してるんだと思っていたが、このときのためだったのか。味は激まずではないが、ほんとに喉のための飲み物だ。
・自身の何かしらの創作活動を簡単に「表現」だと言い切る人は、いまいち信用できないよなぁ。
・「罪と罰(ドストエフスキー)」を徐々に読み進めていく読書会に参加してみて、一人では離脱すること間違いなしだったけど、おかげで読んでいく気力が出てきた。
12.21(土)
・結局、今週はほとんど稼働できなかったのが、すごくもどかしい。風邪ってこんなに回復に時間が掛かるものなのか。治ってないのに、みんな外出しているのか。
・セブンに併設されている薬局に寄ってみると、スタッフがカウンターの中で麺を啜っていて、思わず笑ってしまう。でも丁寧な人であった。目当ての薬はないそうで、教えてもらった近くのモールの薬局まで歩いていく。薬局に辿り着くと、またしてもスタッフはカウンター内でご飯を食べていた。バックヤードはないのか。おもしろかったので、いじってみると爆笑していて、なんだか楽しい気分になった。薬も入手できた。まさか二連続カウンター飯食いが見られるとはね。タイはゆるくていいよなぁ。
・友人からおもしろいと勧められた、小説家の作品「人間たちの話(柞刈湯葉)」を読み終わる。短編集ではあるが、序盤はするすると読み、後半からじわじわとおもしろい、この作風が好きかもしれないと気付き始めた。そういう自身の中の時差のような感覚が生まれることがおもしろかった。SFは久しぶりに読んだけど、結構好きなジャンルかもしれないと思った。
12.22(日)
・朝目が覚めて、まどろみながら二度寝を決め込もうとすると、ボンって爆発音が響いて、エアコンやスマホの充電が止まり、電気が落ちた。だが、すぐに再起動される。夢だったのか、なんだったのかと思うと、管理人より電気系統で爆発があったが、エレベーターは止まるけど問題はないと連絡が来た。復旧には時間が掛かりそうでごめんなさいと書かれていたが、1時間以内に復旧の連絡があった。あんなすごそうな爆発をしたのに、すぐ直るのか。
・M-1グランプリ2024の決勝。今年は予選から上がっていた動画をほとんど観てきたから、思い入れが脈々と形成されていたようで、見ていてとにかく楽しかったなぁ。令和ロマンはすごかった。ほとんどみんなおもしろかった。でも、エバースは勝ち残ってほしかった。審査員の立場で考えると、どのように点数を付けるのか考えた。何かを評価することって、あらゆる観点があるなかで、全てを網羅できないと自身の偏りを抱えたまま、一定の見方で見ることを決意することなのかもしれない。