2024.07.08-07.14|雑記帳

07.08(月)

・何かを責めることは、心理的に、自身のどこか一部分を痛めつけている行為であるのかもしれない。だからこそ、誰かに憤りを感じたとき、相手をどうこうというより、自身の中に何か見つめるものがあるということなんだろうな。

・鈍、鈍いもの。直に想いを綴る文章は鋭いものだ。だが、物を通して、直接想いを綴るわけではない写真のようなものが鈍だったりするのだろうか。そこには鈍いからこその安らぎがある。そうか、鈍さか。”鈍くて良い”もあるんだな。

・自身が思い描いていた螺旋とのずれ。人々の孤独が螺旋であるならば、自身の螺旋からずれるべくしてずれるものだ。

・生ぬるい風も気持ちが良いな。

07.09(火)

・ホストと他のゲストと、エアコンの使い方で話し合い。めんどい。部屋に個別のエアコンがあるわけではなく、部屋のダクトから冷気が流れる仕様で、リビングにスイッチがある。だから温度設定や使いどきが悩ましい。朝からうるさいし、いらいらしていたが、話し合いがまとまったのは良かった。

・香港のカメラメーカーMiNTが、Rollei 35のAF版「Rollei 35 AF」を作っているらしい。本家は欲しかったが、ピント合わせが目測式で正確に合わせられないから見送っていた。オートフォーカスであの写りになるなら欲しいな。

・EURO2024の準決勝、スペイン対フランス戦をライブで観る。先制点を取られて呆然としたが、ついにラミン・ヤマルがゴール。ほんとに涙出るぐらい美しいゴールだった。熱狂した。16歳すごすぎる。後半のスペインの落ち着いたパス回しも圧巻だったな。いや〜嬉しい。次は決勝か。

07.10(水)

・写真と文章が合っていると言われて嬉しい。書いてある文字に写真を当てはめることが、その人を表していて、それが伝わってきたと。やっぱり写真と文章で生き続けたいものだ。

・写真は刹那を写すのか。多重露光の可能性。おもしろい。

・コミュニティとは何かって話、おもしろい。改めて、どうして自分はコミュニティに所属しているのか考えてみようかな。

・流石に35度越えの外を歩くと、汗がすごくて頭もクラクラする。危険だ。

・EURO2024の決勝はイングランドが相手か。スペイン優勝だな。

07.11(木)

・爆裂眠かったが、参加した読書会の面々もそれぞれ少しボーッとしていて、なんだ夏のせいだったのか。

・沈黙と共にあることで、自身のことも待てるようになるんだろうな。

・批評と否定の分かれ目。誰かが語る自身の中での確信めいたものは一見批評しにくい。だけど批評はできるはずだ。感じ方を尊重しつつ、そこに言及することをやめないことが人との繋がりなんじゃないか。

・「殺意の道程」を観終わる。バカリズムの脚本ドラマは、なんだかんだ観てしまう。最終話の流れはあっさりだったが、殺しの準備をコメディチックに淡々と描くドラマってなかったかも。男性二人で「〜だよね」と言い合うシーンが多いのは、一部の関西の人からすると、ちょっと耐えられないかもなと想像する。でも標準語ってあんなもんだよなぁ。

・沈黙できる場所がない。具体に世界が囚われすぎている。だからこそ、そういうことを話せる場を作る活動をしていたい。それは対話会以外にもありそうだ。写真を絡めてたりしてね。どういったものができるだろうか。

07.12(金)

・まさかの乗る予定の高速鉄道を逃す。駅までのバスが来なかった。タクシーもいない。その後の予定をなんとか計算して、高速バスで向かうことに。出先で時間を潰すことがあると、毎回そわそわする。

・人と会うタイミングってあるよな。話すことで失われることもある。

・フィルムで撮る良さは改めて考えたい。確かになんでだろう。刹那か。やっぱりその一瞬が写っているよな。それはデジタルとは明確に異なるような。

・現像をしてもらうのは、他者性を取り入れることなのかな。不確かな他者を受け入れていく行為。そもそもデジタルは全てコントロールできるのだろう。きっと違う。自分で現像をしたら自分だけのものと言えるのか。きっと違う。その問いにどう答えるかで、フィルムを続けるスタンスは変わってくるだろうな。

・奥行きのある写真。そういう写真を撮っていたい。

・「忍びの家 House of Ninjas」は、最後まで観られそう。賀来賢人って、なぜか目を惹くというか、魅力的な俳優だと思う。演技なのか、立ち振る舞いなのか。

・まさかのまさかの帰りの高速電車は、2時間の遅延。遅延は払い戻しができるみたいだけどね。どうするか考えるために適当に入ったマックは、塩気のないポテトを提供してくれたが、食べ終わるとタトゥーの素敵な店員が笑顔でトレイを回収してくれて、パスワードを見忘れたトイレのドアも開けてくれた。笑顔の店員(特にチェーン店)なんて、スペインでは珍しい。親切にされて嬉しいね。その後電車は、しっかり2時間弱遅れて出発して、帰ってくると0時を超えていた。バスもとっくにない。流石に駅前にはタクシーがいたので乗る。深夜のタクシーでは、開けられた窓から入ってくる夜風が気持ちよかった。明日は払い戻しの手続きをしよう。おもしろかったが、想定外すぎる日で大変だった。

07.13(土)

・「この人は絶対助けてくれるだろうな」って人が、友達であり居場所って感じだよね。

・なぜ成熟したいと思うのか。人として成熟しなければならないではなく、不変的な自分しか認められない状態になりたくないって感じだ。自身を受容することは、今の自分が持ち得るものを慎重に変わらないように取り扱うことではないのだろう。

・危機感を警告として改革に向かうのか、現状報告だとして諦めるのか。確かに諦めにはなりやすいよな。

・ゆっくりと沈黙と共にある撮り方をする中判カメラの使い方をしたいが、ラフに雑にすぐに撮れる中判カメラを持っておいてもいいかもしれない。

・美って発見だから、それと出会うことで自身が変わってしまうことなんだよな。成熟とか変わらないとって思わなくとも、美を見出すことで、思いがけず変わってしまうものだ。

・生き方の回転がなんだか良い人は、写真を撮っても良い写真撮るんだよなぁ。

07.14(日)

・自分の言葉で喋れない人は、どうしても興味が薄れてしまう。何かを語っていても、そこに常識や他者目線が入っていると、それはその人の言葉ではように感じる。まあちょっとストイックすぎるか。

・ポラロイドおもしろそうだな。買ってみようかな。Yashica Electro 35 GXは愛機だが、何かまた異なる質感で撮れるフィルムカメラをそろそろ持ちたいような。

・帰国してどこに住むのか。島根県の松江市へ行った話を聞いて、ストリートビューを覗いてみると、なんだかそこで暮らすイメージができるような街並みだった。湖がある街いいな。気になる。行ってみたい。

・どこかに住んだら、きっと自分はそこで何かの活動をしていくはず。だからこそ、まずは今は逃げて養う場所を見つけたい。環境を重視したい。街や人との関係というより、個人の人と仲良くなったり、その場所で過ごす時間が豊かであれば、勝手に色々と繋がっていくものだ。

・良い人か、嫌な人かという判断を保留して、人と関わっていく。保留し続けて関わってそのまま過ぎていったら、それでいいのではないか。

・屋上で洗濯物を干すのが、なぜかとても気分が良い。

・EURO2024の決勝、スペイン対イングランド戦をライブで観る。正直、イングランドならいけるだろとしか思わなかった。前半はなんとも言えない展開。ABEMAの解説がイングランド寄りな気がしてやきもき。後半すぐのラミン・ヤマルのアシストからのニコ・ウィリアムズ。思わず叫ぶ。友人が変顔の自撮りを送りつけてきた。そうなるわ。イングランドに折り返されるが、まあ大丈夫でしょうと。そして、まさかのオヤルサバル。スペイン優勝。最高でした。スペイン低迷してたけど、強くなってきたよなぁ。いやー嬉しい。