2024.06.17-06.23|雑記帳

06.17(月)

・最近の悩み。買ってきた梨がなかなか熟れないこと。ずっと放置しているのに熟れなくて、食えない。いつもはある程度置いておけば、食べられるようになるんだけどな。

・とりあえず、ブイヨンを溶かしたスープに、玉ねぎや適当な野菜などを入れておけば美味いことを発見。

・フィルムに夢中だとお金がどんどん減るから悩むし、そろそろお金がきつい。ほんとにどうやって賄って生きていこうか。節約したいときに、レストランやカフェへ行かず、ビーチや公園のベンチで、その辺で買ったチップスと飲み物で喋ろうと提案してくれる人の有り難さ。

・オードリーのオールナイトニッポンを聴いていて、やっぱり若林さんの聞き方って上手だと思った。

・このカイエのように、日記的なことと考えたことなどを混ぜて書くことで、事実にフィクションを加えようとしているのだろうか。全て素直に書いているつもりだが、そこにアクセントが入ることはどういうことなのか考えてみる。

・「みみずくは黄昏に飛びたつ(川上未映子・村上春樹)」がおもしろい。自分の中にくぐらせることか。

06.18(火)

・トイレに入ると、隙間だらけで外から見えそうだったり、鍵がかからなかったりして、誰かが外にいて入ってはこないけど入ってきそうな気配があって我慢の限界、みたいな夢を見ることがわりとある。トイレというのは、個室の安全性のある空間であって、誰かに安心を侵される感じをどこかで恐れているのかもしれない。

・新しいことを知るのがおもしろいって、しばらく思っていなかったような。でも、中判フィルムカメラを使い始めたのは、慣れないことだらけで楽しかったか。

・英語で一生懸命説明して、ある程度伝わっていると思っていたら、明らかに話の筋を理解できてない方向にずれていったときの絶望感。

・PENTAXブランドが新しいフィルムカメラを作るプロジェクト、ずっとゆるく追っていたけど、「PENTAX 17」として、ついに発売したのか。使ってみたい。けど、ハーフカメラで10万するのか。高嶺の花だな。

・勧められた、ベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ「エリック」を観てみた。多くの親が子に対して「愛している」と言ったり、伝えたりするが、それは実態を伴っていないことが大半なんだろうな。愛しているのは子のためではなく、愛していると言わないことで自分が苦しくなるから義務のように口にする。彼らは一体何を愛しているんだろう。モヤモヤしそうなドラマだが、他に観ているドラマもないから続きを観てしまいそう。

06.19(水)

・最近家での全てが鬱陶しく思ってしまう。ホストが家を売るために内見者を招き、そのための掃除などでピリピリしていたり、キッチンが数時間使えなくなったりしている。もちろん、わざわざ邪魔してやろうなど思わないが、誰かに行動を制限されるのが、自分にとって一番腹立たしいんだろう。ようやく売約が成立したらしく上機嫌で、おそらくお詫びとして夕食を作ってくれるらしい。それでも、どうしても鬱陶しさが上回ってしまい、断ることにした。夕食はいいから、フィルム2本とかくださいな。

・苛立つことがあった場合、その現象や人からスペースを取るのは、ほんとに有効な手段だ。

・SlackやDiscordを整理した。こうしてみると、色々なコミュニティに参加してきたんだな。とはいえ、残るものはほとんどなく、過去の精算ができた気がする。これからまた新たな繋がりと出会っていくんだろう。もう数は多くなくていいから、少数のしっくりくる関わりを大事にしていきたい。

・バス停でしかめ面の人に話し掛けられるが、何のことだかわからなかった。言葉がわからない以上、表情や態度で判断するから、あの渋い顔だと、何かの勧誘なのか、レイシズム的な煽りなのか、そういった想像をしてしまった。バスの運転手に話しかけていたので、どうやらバスの路線について聞きたかったみたいだ。わからんよねぇ。そういうことなら、せめて友好的な態度をしてほしいとも思うが、そういう認識でさえ、自分とあの人の間にはなかったのかもしれないな。

06.20(木)

・今日は特に身体の調子が悪い。顔が腫れているように赤い。バスに乗ると、珍しく混んでいて、つい人目が気になる。ただでさえ、基本的にアジア人は見かけない路線だからこそ、見ないでほしいと思ってしまう。だけど、それを気にしたくないとも思ってしまう。ああ、ほんとにさっさと回復してくれよ。

・右耳の軟骨が痛くて、おそらく最近の長時間のイヤホンが原因だろう。イヤホンを付けられなくはないけど、休めた方が良さそうだ。

・ルイジ・ギッリという、イタリアのフォトグラファーを知る。彼の写真や世界の捉え方はおもしろそうで、翻訳されている「写真談義」を読んでみたい。けど、電子化されてなくて、びっくりするほど高い。帰国したら図書館にリクエストしてみるか。

・EURO2024のグループリーグ、スペイン対イタリア戦をライブで観る。WOWOWが途切れるので、途中からAbemaに切り替える。倉敷さんと小澤さんコンビのように、ラ・リーガ推しの解説陣もおもしろいけど、今回のように他リーグ推しの解説陣もまた、普段観ないからこそおもしろいな。実況の北川さんはセリエAのローマ推しなのね。スペインが内容的にも勝利で、数日ぶりにガツンと嬉しい出来事だった。ラミン・ヤマル、早く決めてほしいなぁ。

06.21(金)

・戦前からあるカメラ屋が、空襲で全てを失った後、店舗だった瓦礫の上で、店主は少しおどけたような表情で写真に写っていた。その写真の力強さ。そういった状況では、むしろそういうおどけた表情になるものかもしれないと思った。たとえば、今の店主が何かにうちひしがれたとき、その写真を見ると、きっと何か気力が湧いてくるのではないか。

・流石に体調が悪すぎて、「しんどいしんどいしんどいしんどい」と書きつけておく。しんどいときに、ただ痛みに耐えるというか、声も上げない事になりがちな気がして、ある意味でドシっと取り乱してみることもいいんじゃないかなと思った。しんどいもんは、しんどい。

・環境を整えることから始まることはあるか。習慣ね。

・こんなにボロボロだが、外に出てみると、気持ちが良すぎるほど天気が良い。ほんとに良い気候。相変わらず、外に出るだけで涙が出て目がシパシパするが、それでもいい気分にさせる天候の偉大さよ。

・二限レフのLubitelで建物を撮っていると、多くの人が目の前を通り過ぎるなか、立ち止まって待ってくれる一人の男性がいた。待ってもらわなくても良かったのだけど、お互いに目を合わせてにっこりして、なんだか嬉しかった。

・バス停で待つ人々を眺める。様々な見た目の老若男女がいる。アジア人だと自身を表すことにいまいち納得感がない。それは、こうしてここに住む人たちは人種を問わず様々であり、街にいれば自分はその中の一部で、特段何かで括る必要がないと思えるからだろうか。

06.22(土)

・状況描写の上手い文章を読み、ふつふつとした気持ち。自身の考えることも挟みながら、淡々と時間が進んでいく。あとは文章の単純な上手さによる、読み心地の良さ。自分も情景描写も挟みつつ、書けるようになりたいなぁ。

・この前の「THE SECOND」で気になった、ザ・パンチが半生を語る動画を観る。なんだか、すごく気持ちが解れるというか、しみじみとした気分になった。最近はほんとに体調がしんどすぎて、荒ぶる気持ちだった。だけど、ザ・パンチの語りを聞いていると、結構肩の力が抜けた気がする。体調はしんどいけど、なんとかやっていこうと思い直せたかな。

・ルイジ・ギッリを知り、海外の古典的なフォトグラファーを見つめていくのも楽しそうだと思った。足跡を辿るように、じっくりと知っていきたい。

・クリエイティブな気分になると、あらゆる綴られた言葉や写真が美しく思えるな。美しさとは言葉として共通点を持たせるというより、自身の中で変化するプロセス自体を指すのかもしれない。

06.23(日)

・”人間”というか、”人々”という言葉がしっくり来るかな。

・共感で終えることになぜ賛同できないのか。それは、自分の理解の範疇でのみ、他者を了承することに繋がりやすいからだ。

・あなたが感じていることに、どうしても理解はできないけれど、あなたは確かにそう感じているんだねという態度は存在する。信じるというと単純だが、共感という自身の中にある指針だけで人を測らないことが、広義的な愛することでもあるんじゃないか。